NPO法人「街づくりと資産継承ネットワーク協議会」


	住民の皆様が持っておられるかけがえのない資産を継承する形で、豊かで美しい街がつくられていくのが自然な姿である。それが実現するにはつくり手の意欲と多くの専門家の協力が欠かせない。その受け皿として適格なネットワークで協議できる場を目指したい。


	市民ボランティア意識の目覚めと地方財政の悪化を背景に、今後、地域社会でNPOの果たす役割は益々増大すると言われております。私は、NPO法人運営の経験と不動産法・商法・民法等の専門的知識経験を生かし、資産保有に関わる問題の解決と地域の発展に貢献したいと思っております。

NPO法人「街づくりと資産継承ネットワーク協議会」は、街づくりに関する各専門家が地域住民や土地所有者、行政と協働しながら、より良い街づくりの手法を開発し、地域社会に貢献していくことを目的としています。地域密着型のビジネスによって得た資産活用のノウハウを生かし、地域住民に求められる街づくりに貢献したいと考えております。


	これからの街づくりには、地域の住民と連携した地域独自の知恵や哲学が求められます。ＮＰＯ法人が街づくりに果たしうる役割は益々大きくなりますが、単なる提言だけでなく、街づくりの実現化プロセスをどう仕組むかという実行力がＮＰＯ法人に求められる新たな課題なのです。


	経済の停滞が続きデフレが日本経済を蝕んでいます。土地も値下がりし困っている人がたくさんいます。しかし、これから家を持とうという世代や土地を残したいと思っている地主さんにとっては決してマイナスばかりではありません。そんな、役立つアドバイスをしていきたいと思います。


	計画地域の｢その場らしさ｣を｢環境｣や｢交流｣というキーワードを基に、建築に受け継ぐことを心がけております。多くの関係者の方々が協力し生み出された建築が街を変え、｢地域住民が共有する常識を持つ街づくり｣に参加したいと考えております。


	不動産は歴史的遺産であるとの認識に立ち、あらゆる提案・プロジェクト等に対し、常に柔軟に向き合っていきたいと思います。

「恒産なくて恒心なし」と言われていますが、まさしく、街づくりと資産継承は、この理念に合致するものであり、恒産が単に資産の保持に終わるのではなく、地域の形成の核になり、これが新たな次世代の形成及び高齢者・社会的弱者への直接・間接に寄与できるよう、このＮＰＯ法人「街づくりと資産継承ネットワーク協議会」の活動に期待したい。


	地域の活性化と地域社会への貢献を目的として、今回の構成メンバー産官学が一同に会し、最適な組合せになっています。今後の地域のあり方として、現代から未来へ、子々孫々に至るまで、継続的な社会インフラの構築（Sustainability）に寄与できる活動が出来ると確信しています。


	再開発計画や建築設計を通じて街づくりに携わっています。長く地域にくらしてきた人たちが、新しく生まれ変わるその街に住み続けられるようなコミュニティを大切にした地域密着の街づくりに貢献していきたいと考えています。

私は、地域密着の営業で地域の皆様に求められる街づくりを実現すべく不動産事業に携わってまいりました。本NPOでは、地域企業として培ってきた地域密着の街づくりのノウハウを生かすだけでなく、NPOメンバーの専門知識を共有し、より良い街づくりが実現できるよう、尽力していきたいと思います。